🟦 腰痛と腹筋の関係


🔶 1. 腰痛の原因は「筋力不足」ではなく“使い方のズレ”

腰痛というと「腹筋が弱いから」と思われがちですが、
実は最近では、

❗ 本当の問題は「筋肉が働くタイミングのズレ」

が重要であることが分かっています。

筋力が弱くても痛みがない人がいる一方、
筋トレしているのに腰痛が治らない人もいますよね。

これは“筋肉そのものの強さ”よりも、
神経が筋肉をどの順番で・どれくらい働かせるかに問題がある からです。


🔶 2. 深層腹筋(コア)が「先に働く」はずなのに働かない

体を動かすとき、本来は…

✔ 深層腹筋(腹横筋・内腹斜筋)が先にスッと働く

→ 腰を支える
→ そのあと腕・脚が動く

という順番になっています。

しかし腰痛の方では、

❌ 深層腹筋の “スイッチが入るのが遅れる”

ことが分かっています。

たった0.05〜0.1秒の遅れでも、
腰椎には大きな負担が積み重なります。


🔶 3. 代わりに「表層の筋肉」が頑張りすぎる

深層筋が遅れてしまうと、身体は防御のために

  • 腹直筋
  • 外腹斜筋
  • 脊柱起立筋(背中の筋肉)

などの表層筋を固めるように使うため、腰まわりがガチガチになります。

→ 結果として

  • 動くたびに腰が重い・痛い
  • 反り腰や猫背が強くなる
  • いつも腰に力が入って疲れる

という悪循環が起こります。


🔶 4. 高齢者・慢性腰痛・運動中では“無意識に腹筋が入らない”問題も

立っているだけ・歩くだけでも、通常は深層筋が自動で働いてくれますが、

❌ これが働かない人は姿勢が不安定になりやすい

→ 転倒につながる
→ 腰痛が治りにくい

→ ギックリ腰のリスクが上がる

という特徴があります。


🔶 5. 改善のポイントは「筋力よりも、使う順番を整えること」

腰痛改善でもっとも大事なのは、

🔵 深層筋(コア)の “使い方を整える” こと

です。

単純な腹筋運動をしても治らないのは、
“深層筋 → 表層筋” の正しい順番で働いていない から。

✔ 深層からスッと入る

✔ 余計な筋肉は固まらない

パターンに戻すことが重要です。


🔶 6. いむき整骨院で大切にしている視点

当院では、以下を特に大事にしています👇

✔ 深層腹筋の「スイッチの入り方」を評価

✔ 微細な動きで“深層筋を呼び戻す”トレーニング

✔ 生活動作(立つ・歩く)で自動で働く状態をつくる

ただ鍛えるのではなく
“使えるお腹”にしていくことが腰痛改善の近道 です。

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🔵 まとめ

◎ 腰痛は「腹筋が弱い」のではなく「腹筋の使い方がズレている」

◎ 深層腹筋(コア)が“先に働く”のが大事

◎ 表層筋が頑張りすぎると痛みが続く

◎ 正しい順番で働くように再教育することが必要

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