季節の変わり目におすすめ!風邪予防のツボ「風池」と「風門」
朝晩の寒暖差や冷たい風で体調を崩しやすい季節の変わり目。風邪をひきやすい時期だからこそ、毎日のセルフケアが大切です。
今回は、風邪予防に効果的とされる代表的なツボ 「風池(ふうち)」 と 「風門(ふうもん)」 をご紹介します。
中医学でいう「風邪(ふうじゃ)」とは?
東洋医学では、風邪(ふうじゃ)とは「外から侵入してくる邪気(外邪)」の一つで、体に不調を引き起こす原因とされています。
特に風邪は、他の邪気と結びつきやすく、寒さ(寒邪)や湿気(湿邪)と合わさることで、風邪や頭痛、肩こりなど様々な症状につながると考えられています。
そのため、風の影響を受けやすい首や背中のエリアをしっかり守ることが、風邪予防の基本になります。
風池(ふうち)

- 場所
首の後ろ、髪の生え際のくぼみ。耳の後ろから首筋をなぞると自然に指が止まる部分です。 - 効果
・頭痛や肩こりを和らげる
・目の疲れを改善
・血流や自律神経を整え、風邪の初期症状を緩和 - セルフケア方法
親指で5〜10秒ほど心地よい強さで押し、ゆっくり離します。
💡 ポイント:押すだけでなく、ドライヤーで10〜20秒温めると血流が促され、さらに効果的です。
風門(ふうもん)

- 場所
背中の上部、第2胸椎(首を前に倒して一番出っ張る骨から2つ下)から左右へ指2本分外側にあります。肩甲骨の内側寄りです。 - 効果
・風邪のひき始めに働きかけ、症状の悪化を防ぐ
・免疫力を高める
・背中や肩のこわばりを改善し、呼吸を楽にする - 中医学的な意味
「風門」はその名の通り、風邪(ふうじゃ)が体に入り込む“門(入口)” とされる場所です。
この部分が冷えると外邪が侵入しやすくなり、風邪をひきやすい状態になると言われています。
逆にここを温めることで、外邪の侵入を防ぎ、風邪の予防につながります。 - セルフケア方法
手が届きにくいため、ドライヤーで温風を当てたり、ホッカイロや蒸しタオルで温めるのがおすすめです。家族に押してもらうのも効果的。
まとめ
- 風池は首や頭の緊張を和らげ、体全体の巡りを整えるツボ。
- 風門は「外邪の入り口」を守るツボで、冷えや風邪の侵入を防ぐ重要なポイント。
季節の変わり目には、この2つのツボをケアすることで風邪予防や体調管理に役立ちます。
毎日のセルフケアに取り入れて、元気に秋冬を過ごしましょう。

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